Vol 4 - じゅじゅさんぽ 5. 夜行グルメ

Nombre夜行グルメ
Gourmet nocturno
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VocesKenjirō Tsuda (Nanami Kento)

Altavoz

今日も新幹線をご利用くださいましてありがとうございました 新横浜を出ますと次は名古屋に泊まります

Nanami

平日最終のぞみ背広姿が多いのは私と同じく出張の前乗りかもしれない

しかし不思議だ

新幹線の中で体験する夜22時という時間は普段体験する22時よりもずっと遅いような気がする

丸で夜行列車のような

よし

これで隣は空席確定だ

東海道新幹線は新横浜を出てようやく落ち着いて食事ができる

名古屋までは約80分誰にも邪魔されずにゆっくりと食事かできる至福の時間だ

今日は昼にご飯ものを食べたので夜は。。。

パンにした

一般的に大まかなパンの種類は三つ

食パンやバゲットなどのニュートラル系

惣菜パン

そして菓子パンだ

この三種類の組み合わせ方は無限大であり、これらをいかに組み合わせるかで各個人の人間性が垣間見える

今日の私のラインナップはコロッケパン

カスクート

明太フランス

そしてあんこのお焼きの四つ

時間が遅かったせいで売り切れも多かったがその中でも最善のラインナップが組めた

特にカスクートが残っていたのは僥倖だ

しかし喜んでばかりもいられない

問題はどこから攻めるかだ

と言いつつ、セオリーは決まっている

最初にあまり味の濃いものを食べると舌がバカになってしまう

故に、導き出される答えはカスクートの一択!

私の中でカスクートといえばとロースハムとカマンベールチーズが定番だが今日はパストラミビーフとチーズピクルスのかスクートを選んでみた

この選択がどう出るかによって今日の夕飯のクオリティが決定すると言ってもん

過言ではない

おー これはうまい!

ぴりッと黒胡椒が効いたパストラミビーフとチーズの濃厚さ

アクセントとしてのピクルス

それらを全て包み込むバゲット

一つ一つはシンプルなのにここまでのハーモニーを創り出すとはこれは最高のスタートを切ったようだ

さて、次だ

コロッケパンと明太フランス

どちらを攻めるべきか、それが問題だ

これはなかなかに悩ましいがラストにとっておくあんこの御焼きから逆算して考えるとやはり、コロッケパンだろう

なぜならあんこの御焼きに行く前に口の中を最高レベルでしょっぱくしておく必要があるからだ

そうすることでデザートであり、本日最後の食べ物でもある

あんこの御焼きのうまみを最大限に引き出すことができる

うーん

小さなlコッペパンにソースに絡めたコロッケとキャベツという

これ以上ないくらいシンプルなコロッケパンだ

味も大体どんなものかが容易に想像できる

この安定感こそ、コロッケパンの真髄

ではコロッケもシンプルに挽肉とジャガイモでキャベツのシャキシャキ感がまだ残っている

これこそザコロッケパン

まて

これはちょっとサンスがこういうな

Note: サンスコロッケ

Nanami

いや

これは明らかにこうすぎる

うーん

先程のカスクートの絶妙のハーモニーが全て飛んでしまった

とりあえずブラックコーヒで口の中をリセット

できない

ソースも濃さかまだしたの上に残っている

こんあれば仕方がない

明太フランスでソースの濃さを相殺し

合意に当初のようてに戻そう

悪くない

悪くはないが

口の中がさらにしょっぱくなってしまった

しかもソースのしょっぱさと明太子のしょっぱさという

全く別物のしょっぱさが合わさって当初予定していたしょっぱさとはまだで誓う

残念だ

こんな初てはなかったのだが

いや、まだだ

落胆するにはまだ早い

このしょっぱさが必ずやあんこの御焼きの甘さを際立て御焼きの旨みを最大限に引き出してくれるはず

そうすればまだ今日の夕飯のクオリティは十分に担保できる

そして晴れやかな気分で今日という日を覚えられるはず

ではこれは。。。しょっぱい

あんこの御焼きなのに、なぜ?これは。。。

高菜!なぜ高菜が?そうか〜

確か店は閉店間際だったからかあんこと高菜の御焼きが同じトレイの左右に分けられて置かれていた

終電に乗り遅れまいとは設定選んだから間違えてしまったのか私としたことがこんなことならただのアンパンにするべきだったか